拳

私たちの身体の中でも、圧倒的に重要な臓器である「脳」。

その脳の健康がわかる、意外で簡単な指標を実際に行われた研究をもとに解説してきます。

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握力と歩行速度が関係している

握力が強い人は脳が健康だということが、研究により判明しました。

若い人でも、高齢者においてもこの握力と脳の関係性は当てはまるようです。

「脳が健康」とはどういうことかというと、認知症や脳卒中などの、脳に関連した疾患を発症する可能性が低いということです。

さらに脳の健康状態が良好であるもうひとつの特徴として、歩行速度が早い、ということがわかりました。

早く歩く人は記憶力がよく、脳が大きい傾向にあります。
また、言語能力と意思決定のテストの成績が良いという結果も出ています。

どういった研究を行ったのでしょうか。

研究方法と結果

この研究では、被験者として2410人が集められ、握力、歩行速度、認知機能のテストが行われました。

歩行速度の測定は100メートルを歩いてもらい、そのタイムをはかるという方法です。

さらにスキャンにより脳のサイズも計測しています。

その後、被験者は10年にわたり追跡調査され、その間に70人が脳卒中を引き起こし、34人が認知症を発症しました。

この研究の結果として、強い握力を持っている人はそうでない人と比べて42%も脳卒中になるリスクが低いということがわかりました。

さらに歩行速度からわかったこととして、100メートルを早い速度で歩行した被験者は150%も認知症のリスクが低いという結果となりました。

どういった仕組みでこのような結果になるのかは、ハッキリとはわかっていません。

しかし他の研究でも、握力が強い人ほど反応速度が早かったり、論理的なパズルを解くのが得意で、記憶力も高いことがわかっています。

これらの研究から、ウェイトトレーニングが脳の健康に役立つ可能性も見えてきます。
有酸素トレーニングが脳の健康を改善することは知られていますが、ウェイトトレーニングによる脳の健康の改善効果は、まだ完全には調査されていません。
※ウェイトトレーニングはうつ病の軽減には役立ちます。

いずれにせよ、運動や筋肉が脳が密接に関わっていることはわかりましたね。

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