日本人 口 臭い

他人の口が臭いと感じたことはあるはずです。しかし人は自分の臭いには、かなり鈍感です。気がつかないうちに、「この人、口臭ヤバイな」と思われているかもしれません。

そして特に日本人は、外国の人から「日本人は口が臭い人が多い」と思われているほど口臭ケアができていないのです。

なぜ日本人は口が臭いのでしょうか。その原因と、ただしい口臭対策を解説していきます。

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なぜ日本人は口が臭いのか

日本人は外国人に比べて、口腔ケアができていない、知らないこ、関心がないといったことが原因だと考えられます。

それにより、日本人は歯周病の割合も高く、口臭がひどくなっているのです。

厚生労働省が3年ごとに実施している調査によると、日本人の20代で約7割、30〜50代では約8割もの人が歯周病

という結果が出ています。

日本は「口腔ケア後進国」と言われるほど、口臭ケアの教育が行き届いていません。
オーラルプロテクトコンソーシアムの調査によると、在日外国人の72%もの人が、「日本人の口臭にガッカリした」と答えています。

体臭に関しての調査では、日本人はワキガの割合も低く、臭いといったイメージはありませんが、口臭に関しては先進国の中でもかなり低いです。

なぜ日本人は口臭ケアに無関心なのか

これは、日本の文化によるものが大きいと考えられています。日本は外国に比べて、ボディタッチやハグ、キスなどのスキンシップを頻繁にする習慣がありません。

外国では、人と人との距離が近く、匂い(とくに口臭)にはとても気をつかっています。

しかし日本では、よほど仲良くならなければ、相手のパーソナルスペースに入ることはありませんよね。まさにこれが、口臭ケアの習慣や教育を後退させている、原因なのではないかと考えられます。

また、アメリカでは子どものころから、むし歯にならないように口腔ケアを、徹底的に教育されます。

これは、保険の仕組みによる要因が大きいです。日本では国民皆保険で歯の治療を受けられますが、アメリカでは自主的に医療保険以外の、デンタル保険に加入しなければいけないのです。

むし歯や歯周病になってしまうと、高くつくために教育が徹底されているのです。

外国人と日本人の口腔ケア

外国では歯みがき以外にも、デンタルフロス(糸ようじ)やマウスウォッシュなどの口腔ケアをするのが一般的です。

たとえば、デンタルフロスの使用率を見てみましょう。2014年のライオン株式会社の調査によると、デンタルフロスの使用率は

  • アメリカ 60.2%
  • スウェーデン 51.3%
  • 日本 19.4%

日本のデンタルフロスの使用率は、"極端に低い"のです。

外国の映画をよくみる人はわかると思いますが、マウスウォシュやデンタルフロスを使っている日常のシーンをよくみます。人生で一度もデンタルフロスを使ったことがない、という日本の人もいるのではないでしょうか。

口臭の原因

口腔ケアができていないことによる、口臭の原因となるものを見ていきます。

歯周病

歯周病は口臭の原因となります。
歯周病は、はじめのころは痛みもなく自覚もできず、徐々に進行していきます。日本人の7〜8割の人が歯周病ですが、ほとんどの人が気がついてないと思われます。進行がさらに進むと、歯茎から血や膿が出てきて、臭いもきつくなっていきます。

むし歯

虫歯には、独特の臭いがあると言われています。食べかすやむし歯の菌が、むし歯の穴の中にたまっていき、臭いを出すのです。むし歯がさらに進行して、神経まで侵され腐ると、強烈な臭いを発生させます。

歯垢(しこう・プラーク)

むし歯や歯周病の原因となっている、細菌のかたまりです。食べ物の残りかすをエサとする微生物とその代謝物からできています。当然、細菌ですので臭いを発します。

歯石

歯垢がつくる固い石灰分です。歯石がたまってくると口臭もひどくなっていき、さらに歯周病も進行させます。口臭の悪循環にはまっていきます。

舌苔(ぜったい)

舌の表面ついている、歯垢と同じような細菌のかたまりです。これも口臭の原因となっており、舌を綺麗にすると口臭は減ります。

唾液の減少

唾液の分泌が減ると、細菌の増殖が急加速して、きつい臭いを出すようになります。
唾液には口のなかの洗浄作用や、細菌の増殖をおさえたり、粘膜を保護する役割があります。

正しい口臭ケア

日本で育った私たちには、あまり馴染みがないものもあるかもしれません。しかし、口が臭いと思われたり、歯の病気のせいで健康に悪影響が出ないためにも、ぜひ今日からでも実践していただきたいです。

歯みがき

歯みがきには、臭いの元となる歯垢を除去するのに効果的で、最低でも1日2回は歯磨きをしましょう。1回の歯みがきは最低でも3分です。

磨きのこしがないように、1本1本丁寧にみがくイメージで、力を入れすぎないように磨いていきましょう。歯磨きは、口腔ケア後進国の日本でも教育はされているはずですので、そのまま継続していってください。

デンタルフロス

歯みがきをしたあとに、デンタルフロスで歯と歯の間の歯垢を除去します。

先程のデータからもわかるとおり、日本人のフロス使用率は19.4%ですので、やっている人は少ないのではないでしょうか。

 

デンタルフロスは糸のようなもので、これを歯と歯の間に入れて磨いていきます。歯ブラシだけでは、歯の間の汚れを除去するのは難しいです。

歯ブラシだけで磨いた場合と、デンタルフロスを使った場合を比べると、なんと20%も歯垢の除去率が高いのだそう。

デンタルフロスの正しい使い方は、こちらのサイトが分かりやすかったので見てみてください。

「ロールタイプのデンタルフロス」の使い方とポイント

マウスウォッシュ

歯みがきとデンタルフロスをしたあとの、仕上げでやって欲しいのが、マウスウォッシュです。こちらも先進国の中では、日本の使用率はほぼ最下位です。

歯磨きやデンタルフロスでは除去しきれない、舌や歯茎、咽頭(いんとう)など、歯以外の部分についている菌の塊も殺菌、除去してくれます。

やり方は簡単で、適量を口にふくみ、クチュクチュと口の中の隅々まで行き渡らせたら、吐きだすだけ。

おすすめなのは「薬用リステリン」です。
アメリカで120年以上の歴史を持つマウスウォッシュの王道であり、歯周病、歯垢の沈着、口臭をバッチリと予防してくれます。種類がたくさんありますが、紫の「トータルケア」を買っておけば十分です。

 

水をこまめに飲む

こまめに水を飲むことで、唾液の分泌が多くなり、口臭の予防になります。唾液が減って口が臭くなる前に、こまめに水を飲んでおきましょう。

ただし、お茶や紅茶などのカフェインがふくまれるものは、利尿作用で水分が出ていってしまい逆効果となりますので、水がオススメです。

口の中で舌をグルグル

水をこまめに飲んでいたとしても、緊張や体調によって唾液があまり出ないときがあります。そんな時に、唾液を出して口臭をおさえる応急処置を紹介します。

下唇と上唇の裏側(歯と唇の間)を、舌先でグルグルと舐めるように回してください。口は開けなくていいです。これを15秒くらいすることによって、すぐに唾液がドバッと出てきます。

ただし、これをやっている時の顔はとてもマヌケになってしまうので、みられていないところでやるようにしましょう。

最後に

オーラルケアに関して、意外だったことも多かったのではないでしょうか。

いくら見た目を整えて、心理学を学んで好きな人を落とそうとしても、口が臭かったらすべてが台無しです。ビジネスにおいても、口臭がひどければ相手からの評価はダダ下がりです。

外国の人にも「日本人は口が臭い」と思われないように、いまいちど、今までの自分の口臭ケアを見直してみてはいかがでしょうか。

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