叱る 人 大人

後輩や部下をうまく叱れているかわからない。と悩んでいる方へ。
本記事では、叱るときのポイントを10こ解説していきます。

意外と難しい「叱る」というスキルですが、正しい叱り方をマスターできれば、部下や後輩の能力も伸ばすこともでき、あなたのマネジメント能力もグンと上がるでしょう。

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叱ると怒るは違う

叱るポイントを解説する前に、怒るのと叱るのは、まったく違うことを理解しておきましょう。仕事での場合、相手のミスや失敗にたいして、あなたがただ単に感情にまかせて怒りをぶちまけても、なんの解決にもならないのです。

ただ怒って相手を萎縮させたり、相手の意欲をそいでしまっては前には進みませんから、十分に配慮しながら叱らなければなりません。「叱り方」の正しいマナーやスキルを身につけて、相手に素直に反省してもらう必要があります。

叱るときのポイントとマナー

1.すぐに叱る

相手がミスや失敗をしたときは、すぐに叱りましょう。

時間が経ってしまうと、叱責の効果が薄れてしまいますし、相手も「いまさら言われても...」と感じてしまう場合もあります。失敗してすぐの反省モードに入っている、その時に叱るようにましょう。

2.ほめるべきポイントも混ぜる

相手の、ほめるべきポイントも把握しましょう。
そのうえで、例えば「ここはよかったし感心したけど、ここは失敗だったな。ここがダメだから改善するべきだよ」といった感じで、ほめるべきポイントもミックスしましょう。また、「ほめる→叱る→ほめる」といった具合に、叱るポイントをプラスの言葉で挟むのも有効です。

相手は、叱られたポイントを素直に受け止め、まえ向きに改善してくれるでしょう。落ち込みすぎると、改善する心の余裕がなくなってしまうのです。

3.おなじ目線で叱る

ここでの目線とは物理的な目線のことです。相手が立っていれば自分も立ってはなし、座っていれば自分も座って、相手と目線の高さを合わせましょう。

目線が違うと、つい高圧的に上からものを言ってしまったり、横柄な態度になってしまいまいがちです。目線が違うことで、相手もそのように感じてしまい、萎縮してしまって本当の意味での反省ではなくなってしまいます。

4.感情的にならない

感情的に怒ってしまうと、相手は萎縮してしまい、反省すべきポイントや、なにを改善すれば良いのかがわからなくなってしまいます。自分の感情はコントロールして、相手主体で叱りましょう。
また、感情をコントロールできるようになれば、あえて感情的に見せて、相手の心にうったえかけることもできるようになるでしょう。

5.理由を話す

意外と相手はなにを叱られているのか、わかっていない時があります。なぜ叱っているのか、きちんと理由も話してあげましょう。なにを改善すれば良いのか、見失ってしまうことも防げるでしょう。また、理由を話すことで、話の説得力をあげる心理的な効果もあります。

6.手短に

短い時間で、端的に叱りましょう。ながながと説教をする人がいますが、完全に逆効果です。
最初は反省していても、長くなればなるほど、「いつ終わるのだろう」という気持ちの方が大きくなってしまいます。

また、たらたらと長い説教は、反省すべきポイントや改善すべきところがボヤけてしまい、相手もよくわからなくなります。目安としては、5分以内が良いでしょう。

7.キャラクターに触れない

その人のキャラクター、いわゆる人格や性格は、その失敗やミスとは関係ありません。叱るときに、そこに触れる必要はないのです。相手もそこを注意されても、性格を変えるのは難しいし、人間性を否定されているようで悲しくなってしまいます。

8.他人と比較しすぎない

人には向き不向きや、能力の差があるのは当たり前です。できる人と比較して叱っても、意味はないのです。むしろ比較しながら説教をしてしまうのは、上司のマネジメント能力がないことの証明となってしまいます。それぞれの特性や能力に見合ったマネジメントをするのが、上司の役割です。

比較されると、ただただ屈辱を受けるだけで、前向きにはなれないのです。

9.根にもたない

ことあるごとに、昔のミスや失敗を持ち出すのもよくありません。いま現在の失敗と、なんの関係もない過去のミスであればなおさらです。これも相手からしたら、屈辱を感じるだけとなります。

また、昔の失敗をずっと覚えられていると感じると、上司からの評価が低いことを自覚してしまい、仕事へのモチベーションが下がることもあるでしょう。

10.個別に叱る

オフィスなどの、他の同僚が大勢いるまえで叱る上司がいますが、そうすることのメリットはほとんどありません。叱っている本人は見せしめのつもりで、反省してもらおうと考えているのかもしれませんが、叱られている本人は屈辱を受けるだけで、前向きな反省と改善にはつながりません。

また、それをみている周りの同僚も萎縮してしまい、のびのびと仕事をすることができなくなり、成長の妨げにもなるでしょう。周りは巻き込んだり、見せしめをせずに、個別に叱るようにしましょう。

まとめ

全て一回で覚えるのは難しいかもしれませんが、部下や後輩を持つ人は覚えておくことで、正しく叱ることができるようになるでしょう。

4〜10までは、それぞれの頭文字をとって「かりてきたネコ」で覚えると、覚えやすいです。

後輩や部下を成長させながら、自分も成長していくことで、組織全体がどんどんと成長していくはずです。叱るのはマネジメント能力のひとつです。ぜひマスターしましょう。

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